2019年4月15日月曜日

当 blog は全力で法を遵守しています

テールランプを LED に改造したけど,車検に通らなかったらめんどくさいことになるので (後日追記: 一応車検は通った),一応調べてみた.ありがたいことに車検に関しての規則は「審査事務規程」というタイトルて web 上に公開してある
で,それの尾灯・制動灯について読んでみる.(以下,関係ありそうなところだけ超意訳)


●尾灯
・明るすぎても暗すぎてもだめだよ! (5~30W)
・面積は 15cm^2 以上だよ!
・斜めからも見えないとだめだよ!
・ノーマルでない場合は,認可を受けるか,ノーマルと同じ位置であれば認めるよ!

●制動灯
・明るすぎても暗すぎてもだめだよ! (15~60W)
・尾灯と兼用の場合は,明るさが尾灯の 5倍以上ないとだめだよ!
・面積は 20cm^2 以上だよ!
・斜めからも見えないとだめだよ!
・ノーマルでない場合は,認可を受けるか,ノーマルと同じ位置であれば認めるよ!

要はノーマルと同じ場所を光らせて,見え方や明るさをノーマルと同じくらいにしとけば,車検は問題ないっぽい.(明るさの単位に W ってどうなん,と思うけど.LED だったら爆光だよね)
今回の改造で大きく変わるのは光る面積だが,リングの幅が 0.5cm としても 20cm^2 は余裕でクリアしてるので問題ない.
厳密には内側 2灯は元テールランプじゃないところが改造により光るが,エリを知らない人が見れば形はどう見てもテールランプなので,光らせたところで問題ないだろう.

エリーゼ テールランプ LED 化プロジェクト完了

前回でランプの殻割りまで終わったので,ランプの組み上げに入る.
LED はテールランプユニットの本体側(?) に接着した.もし LED が壊れたとき再び分解しやすいように,シーラント剤で接着する.ちなみに,この状態でも電球をつければノーマルと変わりなく点灯するので,最悪 LED が車検に通らなくても (大丈夫と思うけど),分解せずに簡単に元に戻せる.
あとはランプ外殻をシーラント剤で接着すればランプ本体は完成.

次に LED 接続用のケーブルを作成した.
ケーブルと LED とは 4P コネクタで接続する予定だったけど,えらく大層なコネクタ (防水コネクタ.よく考えたらトランク内だから防水の必要がない) が届いたので,ギボシ端子に変更した.
と思ったけど,ギボシ 16個つけ外しするのはたいへんめんどくさいので,4P コネクタのほうが良かったと後悔した.

で,車に取り付けてついに完成ヽ(´ー`)ノ
手前味噌ながら,控えめに言っても最高すぎるw 最初俺の車超カッコエエーッて笑いが止まらんかったwww
LED はランプ内部の拡散板越しなので,リング内側がボワっと光るけど,これはこれでいい気がしてきた.

日光下でストップランプの視認性はこんな感じで,問題なし.

ちなみに夜に撮影すると完全なリングに写るんだけど,実際はこういう細かい LED の粒は見える.けどほぼリングだし,エリ標準 LED テールとかエリパの LED テールより光り方が好みなんで満足ヽ(´ー`)ノ.

点灯してないときはこんな感じ.奥にうっすらと LED があるけど,エリを知ってる人が見ても言わない限りわからないだろう.つまり,なつやすみの工作感も皆無.

中の拡散板はそのままなので,消灯時の見た目はノーマルと変わらない,少々古臭いもの.拡散板を取ればユーロテールっぽいよりモダンな見た目になるが,LED も丸見えになるので一長一短.



せっかくなんで動画も撮ってみた.


これで 5千円かかってないから,満足度は超高いっす.今回殻割りだけは苦労したけど,それ以外は簡単な作業 かつ 安いんで,おすすめ.


以下,使用したパーツと費用:

・LED リング Angel Eyes Halo Ring Car Led 110mm×4個,100mm×4個 ¥3,794
・ディマー Mini 3 Keys For Single Color LED Brightness Dimmer 4個で ¥198 (2個だけ使用)
6pin line car waterproof connector ¥51+送料
・ギボシ端子 16個 ¥360
・電線 ¥200

2019年4月13日土曜日

エリーゼ テールランプ LED 化プロジェクト (4)

本プロジェクトで最大の難関であろうテールランプの殻割りを実行した.

まずテールランプをボディから取り外す.トランク裏からナット 2個取り外すだけなんで超簡単.と思ったらナット外してもびくともしない(汗 結果的にランプとボディの間の防水ゴムが張り付いていただけだった.

でランプのシーリング面とご対面.ここのシーリング剤はブチルゴムではないシーリング剤 (多分ウレタン系接着剤) で,温めても溶けないタイプ.仕方がないのでカッターで切るしかないのだが,壮絶に時間がかかる.最初の 1個は真面目に全周切って開けるのに半日かかった.

心が折れかかったので別の方法を模索.1/4周ほどシーリングを切ったら,写真のように一部だけ突破口を作り,(プラスチック部分に掛かる力をなるべく分散するために) 折ったカッターの刃を差し込み,更にマイナスドライバーを突っ込む.この状態でドライバーをひねりながらドライヤーで暖めると,シーリング剤は溶けないまでも柔らかくなるので,シーリングが伸びてほんの少し隙間が広がる.そこをカッターで切り,新たな突破口として前記のことを繰り返す.この方法を発見してから 40分くらいで開けられるようになった.

殻割り完了.この段階で初めてテールランプの内部構造がわかるので,LED 固定方法などがやっと検討できる.

で,構造上一番の問題となるのが,電球の光を面に広げる拡散板.こいつは中心あたりがライト外殻と接着されており,これを外すには結構な加工が必要.
見た目優先なら外すべきだけど,外しちゃうとウィンカー用の遮光パーツが支えを失ってガタガタになる (要はノーマルのウィンカーが使えない) のと,やはり元に戻せない加工は抵抗があったので,今回は拡散板は残すことにした.
そうなると LED は拡散板の裏に貼りつけるだけなので作業も楽.

で仮組みして光らせてみた.
やはり拡散板ごしだと LED のリングがいまいちクッキリしないけど,思ってたよりひどい状態でもないので,まぁ妥協できる範囲内ということにしておく.
どうしても我慢できなかったら,後でリューター買って加工するか.

2019年4月8日月曜日

エリーゼ テールランプ LED 化プロジェクト (3)

AliExpress に発注して約 1ヶ月でようやくすべての部品が到着.到着までの時間はまぁわかっててやってるので文句もないけど,1ヶ月も経つとテンションがダダ下がりwww 最悪品物が行方不明になることも覚悟してたけど,今回はそんなこともなかった.

で,重い腰を上げてとりあえず検品代わりに点灯テストをしてみた.と思ったところでいきなり中華通販の洗礼「頼んだものと微妙に違う」を食らうw
AliExpress で見かける LED リングは写真が同じでも細かいバリエーションがいくつかあるようで,電流制限抵抗のみで +12V のやつと,レギュレータ付きで +9~24V のやつがあるようだった.で今回 PWM のディマーをつけるので,レギュレータはディマー経由だとどんな影響があるか読めなかったので,電流制限抵抗のみのやつを発注したのだが,レギュレータのやつが来た.

しょうがないのでテスト続行.実験用電源ユニットなんかは持ってないので,PC の 12V 電源コネクタから取り出してみた.ちなみに今回両端がワニ口クリップになってる線 10本も買ったんだけど,こういうテストでは非常に便利ヽ(´ー`)ノ

というわけで点灯してみた.12V 直結のストップランプ側 (写真左側) の明るさは問題なし.
テールランプ側 (写真右側) のディマー + レギュレータも特に問題なく点灯してくれた.ただしディマーが min 50% くらいの暗さにしか調整できなかったので,もうちょっと暗いほうがいいかもしれない.実車につけてみてから,必要に応じで抵抗かますか.

ちなみにこの 1個 33円のディマー,明るさ調整だけでなく点滅させたり点滅速度を変えられたりして,簡単に車検非対応の頭の悪い車に設定可能 (しないけどw).安いんで 2個必要なところ 4個買っておいたが,1個不良品www これも中華あるある.

次回はついにテールランプの殻割りかぁ.