2019年11月24日日曜日

3D プリンタでネジを印刷する

PlayStation Camera を三脚に固定するパーツを作ってみる.大げさなマウント作ってもいいけど (というか他の人がもう公開してる),今回はナットのような簡単なパーツにすることにした.
→需要あるかわからんけど公開した

Fusion360 でネジ山を作る方法はここに書いてあった.三脚のネジの規格は 1/4inch でパラメータは画像の通り.「クラス」というのはユルユルかキチキチからしいので,ゆるゆるの 1B を選択する.

で,一度出力してみたら,ネジがきつすぎて入る気がしない(汗 これは 3D プリンタの精度の限界なのかなぁ.

仕方がないのでネジ穴を少し広げようと思ったのだけど,一発でできるソリューションはないみたい.
なので,手動で画像の 4面を「プレス/プル」で 0.3mm (直径でいうと 0.6mm) 広げた.

これでもかなりきつかったけど,なんとかねじ込むことが出来た.
PlayStation Camera の三脚への固定も,問題なし.

だけど流石にネジみたいな精度を要求する部品の出力は 2万円のプリンタには厳しかったか.タップ持ってたらタップ立てたほうが数倍早いwww

2019年11月23日土曜日

無からの創造

3D プリンタの造形の練習に,と簡単なパーツを作ってみることにした.
お題は,どっかにいった時計の電池のフタ.単なる板といくつかの突起があるだけなので題材としてはかんたん.

と思ったら 3D モデリングソフトは付属してなかった.なので個人使用は無料の Autodesk Fusion 360 を使ってみた.
立体の作り方は基本的には, XY 平面に 2D 図形を描き,それを Z 方向に平行移動することで立体が描ける.そうして出来た立体の一つの面を新たな平面として 2D 図形を描き…,というふうに突起を足したり,もしくは立体を減算することで穴を開けたり,というふうに作る.
というわけで,時計の電池部分のサイズを測りながら作ったのがこれ.フタをロックするツメ部分は測りようがなかったので適当に.

出力完了.出来上がったものがなかなかの出来で,なんかピッタリ嵌りそう.

とは行かなかった.採寸ミスで 2つの突起の間隔がちょっと狭くて入らない.なのでカッターで削ってみたけど,ツメ部分もユルユルでうまく固定できない.あとフタ部分が全体的に小さかった.

というわけで Ver.2 作成.フタ部分のサイズをわずかに広げて,ロックするツメ部分のサイズもちょっと大きくする.
あと ver.1 で 2つの突起が片方折れてしまったので,接触面積を増やして補強した.

今度は完璧にピッタリ嵌まったヽ(´ー`)ノ
これ出力する樹脂が黒色だったら,全然違和感無いんじゃないかな.

2019年11月21日木曜日

3次元に進出

3D プリンタってちょっと前まで 5万円くらいしてたと思うけど,だいぶ値段が下がってきて Ender-3 Pro がセールで 2.1万円で売ってた.この値段ならお遊びで買えるな,と AliExpress でポチッとな.溶接機と同じく,具体的な使用目的はないのだけれどwww

で届いたので開封の儀.大抵の 3D プリンタと同様に,半組み立て式になっている.まぁこれはこれで,大昔にラジコン組んだときみたいで楽しい.
ちなみにフィラメントは付属してないと思ったので 1kg の PLA セットのやつを買ったのだが,(量は少ないものの) フィラメント付属してた.後々 ABS 使うつもりなので,PLA いらなかった(;´д⊂)

めでたく完成.3D プリンタもコモディティ化が進んでいるのか,どれも似たような感じだけど,こいつを選んだのは一応フレームがしっかりしてそうだったから.実際組んでみても値段の割にものはしっかりしてそう.

組立説明書は微妙に説明が足らなくて,例えば出力ヘッドのケーブルをどう取り回すのか書いてなかったが,写真のようにフィラメントを通すチューブに束ねるのが正解っぽい.

で早速サンプルの犬の人形を出力してみた.高さ 5cm くらいのこれを出力するのにピッタリ 3時間かかった.意外と遅いのね.
実際に出力されたのを見ると,意外と解像度が細かくてびっくり.これだけの精度のパーツを 2万円の機械で作れるのはすごいわ.

動作音は,インクジェットプリンタより少し静かなくらい.押し入れに突っ込んでも,夜中に印刷するのは音が気になるかも.

まぁオモチャとしてはたいへん遊べそうな予感.これは買ってよかった.