2022年1月21日金曜日

自滅の刃 無駄の呼吸 壱ノ型

PS3 がいわゆる YLOD という症状になって起動しなくなった.
で,この場合 GPU であるところの RSX のハンダボールクラックが原因であることが多く,RSX をリフローすれば治るらしい.で多くの人はドライヤーやヒートガンで炙ってるけど,これまた再発することが多いらしい.でもそれってハンダ溶かせてないだけじゃね? と思った (そもそもドライヤーでハンダ溶けるわけないし) ので,自分なりに確実と思われる方法でやってみた.

で,まずはヒートガンでハンダ溶かせるかテスト.手持ちのジャンク基盤を 30秒ほど炙ったら IC が外せた.というわけでヒートガンのパワーは問題なさそう.

お次は PS3 をバラバラにしてマザボを取り出す.

でマザボに温度計貼り付けて,周りをアルミテープで保護して加熱開始.
してみたら全然温度が上がらん... ヒートスプレッダがある状態だとマザボの温度が 100℃ くらいにしかならず.仕方がないのでヒートスプレッダを剥がしてやってみたけどそれでも 150℃ くらいが限界 (目標は 220℃).

埒が明かないので温度計は RSX の表面に貼り付けてみたが,RSX 全体を温めるようにヒートガンを動かすと熱風から外れた箇所の温度が下がるので,180℃位が限界だった.これじゃ RSX 裏のハンダは溶けないと思ったので,ヒートガンを動かさずに 1点だけを 230℃に加熱,を繰り返して全体に対して実施.

で,再組み立てして電源投入してみたら,起動したヽ(´ー`)ノ いままで電源投入直後に電源断していたのが落ちない! と思いきや,ディスプレイは「No Signal」
YLOD は治ったが,別のところが壊れたっぽい.(゜ーÅ)ほろり

安らかに眠れ

まぁ SONY の修理受付はもう終了してるし,何もしなくても壊れてたので仕方ないかなと.
今回やってみてわかったのは,ヒートガンじゃ相当炙らないと温度上がらない.ネットに上がってるような,チップ全体を熱するようなやり方じゃ多分ハンダ溶けてないと思う.

2022年1月9日日曜日

紅茶で優雅なひとときを

※後日追記
この方法の黒染めに錆止め効果はなかったみたい.一番下の鉄部品は普通に錆びた.
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あけおめ.

JOG 3KJ の燃料タンク底にサビの粉が溜まる程度に内部が錆びていたので,防錆処理することにした.
花咲か G 買えば済むのはわかっているけど,今回は黒錆加工をやってみた.

というわけでおもむろに紅茶 + 酢の混合液をタンクに投入w
紅茶は 1L に対し 5パック使用した.混合比は 紅茶:酢 = 4:1~1:1 くらいで酢が多いほど反応が早いらしい.酢の代わりにサンポールだともっと早いらしいが,後で中和処理が必要らしいので,今回は 紅茶:酢 =  4:1 にしといた.

この混合比だと反応が遅いので,6時間放置後の状態はこんな感じ.
赤錆は除去出来たようだが,タンク内部全体を黒錆で覆うことは出来てなさそう.

一緒にタンクに浸けておいた鉄部品はこんな感じでちゃんと黒錆で覆われている.当然触っても落ちない.タンクと何が違うのかわからん... もしかしたらタンク内部は何かでコーティングされている?

黒錆加工は失敗したがサビ除去自体はできたのでまぁ満足.
今回タンク容量が 3.6L と少なかったので紅茶沸かすのも問題なかったが,普通 2輪とかだったら大量の溶液作る手間を考えると,素直に花咲か G 買ったほうがよさげ.