2017年7月24日月曜日

VHD ファイル最適化はガセネタが多い

●結論
パーティション操作ソフトでコピーするのが最も確実

●背景
可変サイズの VHD を使っていると,だんだんサイズがでかくなってくるので定期的な最適化が必要だが,VHD の最適化に関しては従来からガセネタが多い.自分は従来から「結論」に書いた方法でやってたけど,古くから言われているガセネタとして,「sdelete (0埋め),デフラグ」なんかがメジャー.

で,ふとググってみると最近は Optimize-VHD を使った方法があることを知った.これは「ディスクイメージ内の NTFS から得られる空き領域情報を利用する」らしく,これがホントならば理論的に最適化後の VHD サイズは最小になるはずだし,sdelete/デフラグ のような時間がかかる処理もないから高速.

で,やってみた.対象は,8.29GB の VHD (Disk 使用量は 6GB).
結果は... 8.29→8.12GB.全然あかんやん...というわけでこれもガセネタ認定.
処理時間は 20秒ほどだったのでたしかに処理は速いので,VHD サイズよりも処理時間を重視する場合は使い道があるんだろう.

●で,自分がやっている方法は
新たに作成した VHD に,Easeus Partition Master 等のパーティション操作ソフトで,最適化したい VHD のパーティションをコピーする.その際,コピー先のパーティションサイズは最低限 (例えば元パーティションの Disk 使用量が 6GB なら,コピー先のパーティションサイズを 6GB + αにする) にしてコピーした後で,パーティション操作ソフトで必要なパーティションサイズに拡大する.こうすることにより,いわば空き領域のデフラグが行えることになる.

これをやった結果,8.29GB の VHD サイズはほぼ Disk 使用量と同じ 5.99GB になった.
これだとデータ全コピーになるので処理はそれなりに遅いが,VHD サイズは文句なしに最小になる.

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