で,Ryzen5 5600G の内蔵 GPU (IGPU) が無駄になったなぁ,と思ったところで,
・グラボと IGPU を同時に有効化できる (IGPU Multi-Monitor)
・IGPU 側の DP 端子 (つまりマザボの DP 端子) から,グラボ側の映像も出力できる.これは,アプリごとにどちらの GPU を使うかを選択可能.
つまり,3D ゲーム以外では IGPU を使うことによって消費電力を下げられるのでは? と思って実験してみた.設定は,
・BIOS で IGPU Multi-Monitor を有効化
・Win11 上で,デフォルトを IGPU にして 3D ゲームだけグラボに設定→参考
・映像出力は IGPU (マザボ) / グラボ の 2つを計測
この状態と,IGPU を無効化してグラボだけを生かした状態,のそれぞれで,消費電力をワットチェッカーで観測してみる.その結果は (単位:W)
グラボ+IGPU(iGPU出力) | グラボ+IGPU(グラボ出力) | グラボのみ | |
---|---|---|---|
アイドル状態 | 75.5 | 78.7 | 76.6 |
YouTube 視聴 | 79.9 | 83.0 | 96.1 |
アイドル状態はあまり差がなかったが,YouTube 再生は意外にもけっこう差がついた.PC を使用している時間の大半は YouTube なので,これはちょっと嬉しい結果かも.
ほとんどのゲームでは 3D 性能ペナルティ的なものはなく,問題なく遊べるが,一部ゲームは使用する GPU の選択が効かなかったり,この設定が原因と思われるクラッシュを引き起こした.
自分の環境 (ASRock A520M Pro4) では,Primary Graphics Adapter を External に設定しても,DP ケーブルを一方にしか挿さないとそちらが Primary と認識されるようなので,そのような問題があるゲームを遊ぶときだけ DP ケーブルをグラボ側に挿せば,問題はなくなった.
これで IGPU が問題なく活かせるヽ(´ー`)ノ