2020年12月18日金曜日

古い Android 端末を Linux サーバとして復活させる

ちょっとしたサーバを立ち上げる必要が出てきたので,余ってて使いみちがない GalaxyNote SC-05D で Linux 環境を構築することにした.そういうことをするための UserLAnd というアプリがあるが,SC-05D は Android 4.1 と古く UserLAnd が入らないので,それの昔のバージョンである GNURoot を入れる.

あとは sshd を立ち上げてしまえばあとはなんとでもなるが,GNURoot のメンテはもう終わってるらしく,色々環境を修正しないといけない.


(1) apt 環境修正
apt-get update が 404 になるので,/etc/apt/sources.list を修正

root@localhost:~# cat /etc/apt/sources.list
deb http://archive.debian.org/debian/ wheezy main contrib non-free
deb-src http://archive.debian.org/debian/ wheezy main contrib non-free
root@localhost:~# apt-get update
root@localhost:~# apt-get upgrade
(2) sshd インストール,環境修正
root@localhost:~# apt-get install openssh-server
root@localhost:~# passwd                ← root パスワード変更

/etc/ssh/sshd_config の以下を修正
Port 10022
UsePrivilegeSeparation no
PermitRootLogin yes

root@localhost:~# service ssh restart   ← sshd 起動
で PC から WinSCP を使って GNote にファイル転送したところ,大きいファイルが GNURoot 環境で読めない & 消せないファイルが出来上がって困ったが,WinSCP の設定を図のとおりにすることで改善した.

ちょっと使ってみたところ限りなく普通の Linux に近い.なんと言っても apt でビルド済みのパッケージがインストールできるので,非常に使い勝手が良い.
余ってる Android 端末の活用方法としてはありなんじゃないだろうか.


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